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弱みを強みに変える人材育成
■人は誰でも弱みと強みを持っています。また得意・不得意もあるでしょう。
■弱みを強みに変え、強みをさらに強くすれば、職業人として活躍できます。
①能力の地図が役立つ
■地図は私たちの生活には欠かせないものです。希望する場所へあるいは未知の場所にゆく際の助けになります。
■職場で働く人材のひとりひとりについて、特徴を知りたいですね。しかし、それは時間がかかります。せめて、「何ができて何ができないか」くらいはつかんでおきたいものです。
■この要望に応えるのが能力の地図、能力マップです。
②能力マップとは
■能力マップは人材育成を計画的に実施する際に、役立つツールです。能力とは知識、技能、態度の3つです。
■よく言われるスキルマップとは異なります。これは作業管理に使うもので、教育には向きません。なぜなら、必要な能力が書かれていないからです。通常、作業名が書かれています。
■能力マップはひとりひとりの能力が書かれており、教育目標そのものです。ですから、すぐに教育計画に反映することができます。
③能力マップの定義
■能力マップは職場の仕事で求められる能力について、ひとりひとりの職員がどの程度の能力を保有しているかを表したものです。
■仕事に必要な能力項目を縦軸に列記し、横軸に作業者の氏名を列記して、表中に保有能力を記載したものです。
■保有能力は通常、5段階評価で行います。
④弱みと強みをカラーで示す
■図のように得点を色別に示すとある傾向性が見えてきます。
■4と5は保有水準が高いことを示し、3はひとり前、2や1は低い水準です。
■平均値のカラーの赤色が強み、青色が弱みになっています。
■どの能力項目について教育すればよいかがわかります。
⑤能力マップの適用事例
■能力マップは人材育成のさまざまな場面で使用できます。例えば下記のような事例があります。
1. 人材育成計画、能力開発計画に活用
2. 技能伝承の重点項目を引き出すのに活用
3. 教育前と教育後の効果測定に利用
4. プロジェクトチームの最適メンバー選出に、データから検索
5. 生産力の未来予測シミュレーションとして利用
6. 生産の問題・欠陥の克服を能力面から検討
⑥弱みを強みに変える人材育成をしよう
■皆さんの職場でも弱みを強みに変える人材育成ができます。
■職業教育開発協会では、人材育成の方法を指導しています。
■お問い合わせください。
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