SAT関連記事 2




技能分析手法SAT( Skill Analysis for Traing )普及の背景





技能分析手法の論理、しくみが理解しやすいこと、身近なこと

 技能分析手法SATが今日のように普及した背景について整理してみましょう。各地でこの記載を指導する時に感じるのは、この内容を語る時に受ける反応の良さです。ISO取得で現場では少なくともこの種の書類が整備されています。これをどのように改善できるか、実用性の高い内容に変えられるかという視点から説明すれば容易に合意が得られるのです。技能習熟理論を引き合いに出すまでもなく、すでに現場での受け入れ体制は整っていることが追い風となっています。この意味で、導入のし易さが挙げられます。これまでの手順書、標準作業書の書き方と大きな差異がないことがプラスに作用しています。これまでの書き方とどこが違うのかという質問も受けるほどです。そして、すでにある現場の資産を出発点にすることができるからです。改善活動の一環として作業化できます。現在の内容をプロジェクターで投影しておいて、その場で省略している記述を書き入れていくことで良いのです。

適用できる範囲が広いこと

 SATはどのような作業にも適用が可能なことです。短時間で行われる作業、長時間にわたる作業、見た目ではわからない作業でも技能分析が可能です。製造業に限らず、サービス労働においても適用が可能なことです。製鉄所を例にとってみると、多種多様な分野の仕事があります。商品企画から生産計画、原料管理、溶解、圧延、品質検査、製品分析、出荷、物流、メンテナンス、事務、労務、教育・・・・と続きます。これは電子機器の製造に置き換えても同様に多様です。これらのどの分野でも、作業でも適用できます。もともと技能分析はそのようでなければ現場では採用されません。SATの普及はこのことに応えています。

短時間の技能分析で完了できること

 SATは技能分析表作成に時間を要しないことです。良い技能分析が短時間で作成できます。最も時間のかかる部分は見た目で隠れている、カン・コツの明瞭化です。これについても一定の慣れができればスムーズに展開できます。もっとも、2日も3日もかかる作業を数時間で分析できるとまではいきませんが、この種の分析としては、あり得ないスピード感があることです。

技能伝承、2007年問題という時代背景があること

 技能伝承という企業に課された時代背景があったことです。深刻な状況に陥らないように企業が本格的に取り組み始めたことがあります。この活動にとっての要は暗黙知の形式知化であるが、ここに寄与することです。技能分析が完了していればマニュアル化、ドキュメント化ができます。解説書として出版した「技術・技能伝承ハンドブック」と「3時間でできる技能伝承マニュアル」は多くの方々に受け入れられていますが、この時代、状況無しにはこのように急速な普及は無かったでしょう。


1 技能分析手法SAT開発のバックグラウンド 技能分析手法SAT開発のバックグラウンドを紹介します
2 技能分析手法SAT普及の背景 技能分析手法SATが普及する理由について述べています
3 技能道場の開発の方法 技能マニュアルや教材をセットした道場の構成法を紹介します



協会概要 CUDBASについて
CUDBASセミナー概要
CUDBASセミナーご案内
開催スケジュール
各種CUDBAS関連用品
CUDBAS関連記事
その他の職業教育手法
SAT関連記事
文献リスト
関連リンク
お問い合わせ
一般財団法人 職業教育開発協会
〒297-0201 千葉県長生郡長柄町上野481-12-502
事務部 
事業部 

Copyright (C) 2018 一般財団法人 職業教育開発協会 All rights reserved.